[●REC]

ヒトが繋ぐ、時代を紡ぐ

よりよい金融業界にするための挑戦。誇り高きIFAへ

ブルーモーニングフィナンシャル株式会社
代表取締役
青木充彦
AOKI_MITSUHIKO

顧客の視点に立ち、ニーズに沿った幅広い選択肢から最善の金融サービスを提供することで、活躍の幅を広げているIFA(独立型ファイナンシャル・アドバイザー)。ブルーモーニングフィナンシャル株式会社は、経験豊富なIFAが所属し、顧客の本質的な課題解決に貢献している企業だ。同社は、顧客と、業務委託のIFA、そして社員を大切にしながら、金融業界のビジネスのあり方に警鐘を鳴らす。そんな同社の代表取締役である青木充彦氏に創業の経緯、事業への思い、今後の展望について話を聞いた。

金融業界への懐疑心が創業のきっかけ

青木氏は20年にわたり、金融機関で顧客の資産を預かり、プライベートバンキングサービスを提供してきた。そして、世の中が変化するなかで、日本の金融業界の手数料ビジネスに対して疑問を抱くようになったという。

「手数料ビジネスにおいては、お客様を最も理解して努力している営業マンの処遇に問題があります」と青木氏は苦い顔をする。今の日本の金融機関では、顧客から得られた手数料を「営業マン:金融機関=1:9」で分配している場合が多い。たとえ営業マンが頑張ったとしても、役職のピラミッドの上にいる人間ほど給料が高くなり、営業マンには適切な対価が支払われないのだ。「それではやりがいがありません。ベストなパフォーマンスを出せるわけがないのです」と青木氏は話す。

さらに、日本の金融機関は顧客のニーズより、金融機関が売りたいと思う商品を優先する傾向にある。そのため、顧客のニーズが見えたとしても、金融機関に所属する営業マンは目をつむるしかないというのが現状だという。

顧客のために真の価値を提供する、そのために努力は惜しまない

青木氏は、顧客に対して誠実でいることの大切さを説く。「例えば、ご高齢の方が投資に対してまともな判断ができないのをいいことに、金融機関側にとって都合の良い商品やスキームを提案し運用させているケースがありました。それを見かねて、その状況を私からご家族にお伝えしたんです。すると、『あなたは金融機関サイドで動く人ではないのだね』と信頼してもらえたのです」

信頼を勝ち取り、顧客の心を開くことができれば、次の顧客を紹介してもらえるようになる。しかし、顧客が10人いれば、10人のニーズはそれぞれ異なる。そのため、心を開いて顧客と話をし、真摯に向き合う。金融だけでなく、車や時計など顧客が求めているあらゆるものをいち早く察知し、適切なタイミングで提案することが大切だという。

「表裏なくお客様と接し、お客様が言っていたことを全て覚えておくんです。知識として圧倒的に詰め込む。そうするとお客様から信用してもらえますね。20年以上お付き合いさせていただいているお客様もいるんですよ」と青木氏はうれしそうに語る。

そして、「お客様から信頼を勝ち取ることは、私だけの特別な能力ではありません。お客様をもうけさせることがミッションの営業マンなら、みんながやっていることです」と続けた。

投資対象を幅広く、より多くのニーズに応える

金融機関とIFAとの違いを聞くと「私のようなIFAは経験値が高いので、どの金融機関がどのように取引していて、外資系では何が流行っていて、ということが見えています。だからこそ、資産運用に対して俯瞰的で最適なアドバイスができるのです」と青木氏は答える。

日本の資産家は、資産の多くを外貨建ての金融商品へ投資している。なぜなら円建ての投資商品の利回りが低すぎるからだ。その結果、国内でお金が循環しないという状況が生まれている。これは、金融機関が金融商品しか投資対象として提供できないことも起因している。一方で、ブルーモーニングフィナンシャルでは顧客のニーズに合わせ、金融商品以外にM&Aをはじめ、国内の太陽光発電所や不動産についても、投資対象として顧客へ提供している。

「太陽光発電所について調べてみると、まだまだ投資対象として確立していないこともあり、キャッシュフローが薄いと感じました。リスクは異なるものの、仕組みが円建て債券と似ており、利回りについては太陽光発電所から得られるキャッシュフローの方が魅力的である。これは資産家向けに投資商品として提供できると確信しました。また、お金を国内で循環させることで、太陽光発電所に携わる現場の人々にも恩恵がある、Win-Winな手法だと考えています」と自社が提供するサービスの魅力を語った。投資対象が金融商品だけではないため、より多くのニーズに適切に応えられるのだ。

「金融機関の看板のおかげで仕事が取れている、と思い込んでいる営業マンが多いですが、決してそうではありません。私の経験から自信を持ってそう言えます。どの金融機関で、ではなく、誰と取引するかがお客様にとって大事なのです。そして、お客様と同じくらい、お客様のニーズを把握している営業マンが大切にされるべきだと思います」と青木氏ははっきりとした口調で語る。

ブルーモーニングフィナンシャルは「お客様の課題解決に貢献する」というミッションに共感し、共にビジネスをしてくれる優秀な営業マンを求めている。顧客の課題に真摯に向き合い、資産に対して金融商品以外も活用して最大限貢献できる組織の醸成をしていきたいと考えているのだ。顧客の対面ではなく隣に座り、顧客資産の代理人になれるような人材と共に仲間になることを望んでいる。

「弊社のような組織が増えていけば、金融業界全体における現場ビジネスへの考え方の転換につながり、本当の意味でのお客様のための業務体制へ展開していくでしょう。そのために、お客様と向き合っているあなたの力を貸してほしいのです」と力強く締め括った。

青木充彦

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ブルーモーニングフィナンシャル株式会社
代表取締役青木充彦
1977年生まれ、2001年慶應義塾大学商学部卒。シティバンク銀行株式会社、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社、クレディ・スイス銀行東京支店・クレディ・スイス証券株式会社などで20年以上にわたり、プライベートバンクサービスを提供。2019年ブルーモーニングフィナンシャル株式会社を創業し、金融プロフェッショナルとしてお客様の課題解決に貢献している。